大きな柿の木の下で

大きな柿の木の下で

音楽・ゲーム・アニメ等を中心に、幅広い事柄をつづります。

【映画・音楽】映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』にひそむ音楽ネタ

こんにちは。

 

先日、金曜ロードショー

バック・トゥ・ザ・フューチャー』が放送されて

話題になりましたね。

 

もちろんただ見るだけでも面白いんですが、

この作品は各所にさまざまな小ネタが仕込まれています。

 

中でも、

音楽をやっている身からすると

思わずニヤリとしてしまう音楽ネタが

いくつもあります!

 

そこで、今回は

バック・トゥ・ザ・フューチャー』の小ネタの中でも

僕が個人的に好きな音楽ネタにフォーカスして

行きたいと思います!

 

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出典:https://movie.walkerplus.com/news/article/1002914/

 

 

 ヴァン・ヘイレンとBTTF

まずは、

こちらのシーン。

www.youtube.com

 

 主人公マーティが、1955年の世界で

自分の父ジョージが

自分の母ロレインをパーティーに誘うよう仕向けるため、

宇宙人の格好をして

ロック音楽を聴かせて脅迫するシーンです。

 

ここでマーティがジョージに聴かせたのは、

アメリカのハードロック・ヘヴィメタル系バンド

ヴァン・ヘイレン

「Out the Window」という曲です。

 

このシーンで

カセットをよく見ると

「EDWARD VAN HALEN」と書いてあります。

 

エドワード」と書いてあるのは、

バンド名を出す許可が下りなかったものの

ヴァン・ヘイレンのギタリストである

エドワード・ヴァン・ヘイレン個人の許可は取れたためだそうです。

 

 

マーティの演奏シーン

お次はこちら。

僕が個人的に作中で一番好きなシーンです。

 

 

www.youtube.com

 

マーティが手をケガしたギタリストのかわりに

演奏するシーンですね。

この動画のシーンの直前で演奏していたのは

「アース・エンジェル」という曲で、

アメリカのコーラスグループである「ザ・ペンギンズ」が

1954年に発売した曲です。

 

で、この動画で演奏されているのは

ロックンロールの元祖ともいえるミュージシャン

チャック・ベリーが1958年に発売した

ジョニー・B.グッドという曲です。

 

このシーン、

結構細かくネタが散りばめられています。

 

曲の途中で、

手をケガしているマービンが

「いとこのチャック」に電話して

「これを聴いてみろ!」という場面があります。

ここに出てくるバンドの役名は

「MARVIN BERRY AND THE STARLIGHTERS」

つまりマービンの電話の相手は

ジョニー・B.グッド」を作曲した

チャック・ベリーその人である、というわけです。

 

つまり、マーティが演奏する「ジョニー・B.グッド」に感銘を受けて

「いとこのチャック」、つまりチャック・ベリー

ロックのビートを耳にして

後に「ジョニー・B.グッド」をヒットさせる、

という展開が示唆される

タイムパラドックスネタとなっています。

本作における過去パートは1955年ですから、

このシーンの三年後にあたるわけですね。

 

過去パートに入ってから、

ゆったりとしたポップスが街中で流れているシーンも確認できますし、

ロックのビートはこの時代において

まったく新しい音楽だったことがわかりますね。

 

また、演奏の後半で、

テンションが上がったマーティは

派手なパフォーマンスで演奏し

バンドメンバーと聴衆を引かせてしまっていますw

 

実は、このシーンでは

様々な有名ギタリストへのオマージュが

なされています。

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チャック・ベリーのダックウォーク、

 

 

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ベンチャーズのテケテケ奏法、

 

 

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腕を大きく回すのはピート・タウンゼントウインドミル奏法。

 

 

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ジミ・ヘンドリックスの背面弾き、

 

 

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エドワード・ヴァン・ヘイレンのライトハンド(タッピング)奏法、

 

 

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AC/DCのステージに寝転がるパフォーマンス、

 

 

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ザ・フーのアンプを蹴り倒すパフォーマンスなど、

 

過去パートの舞台である1955年より後に流行する

ロックのスタイルばかりです。

 

マーティも、演奏した後に

「君らの子どもは気に入るだろうね」

と言っています。

 

マーティが楽しそうに弾いているので

このシーンは大好きですw

 

ちなみに、

このシーンでマーティが弾いているギターは

ギブソンのES-345というモデルですが、

これは1959年に発売開始されたもので

1955年当時はまだ発売されていなかったモデルです。

 

 

このように、

音楽一つとってみても

なかなか細かい小ネタが

たくさん仕込まれています。

 

まだ2と3を見ていないので、

今度見てみようかな・・・

 

 

今回は以上です。

ありがとうございました~

【雑談】二輪免許を取りたい話

 

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出典:http://free-photo.net/serach/entry.php?id=6455&search=%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%90%E3%82%A4

久しぶりの記事になりました。

コロナで色々大変な時期、いかがお過ごしですか?

 

僕はバイトしまくってました。

業種的に休業できないところでバイトしてるので、

大学の休みが延びた間にかなりシフト入ってました・・・

 

他に用事もなかった、出かけられないってのもあったんですが

やっぱりお金が必要だったんですよねw

 

生活費が必要なのはもちろん、 

買いたいゲームがあるというのは

いつものことながら、

 

その他にも

・旅行行きたい(北海道、あとは大学卒業までにヨーロッパ数か国周遊の旅がしたい)

・腕時計ほしい(中学の時に塾の先生がつけてて「あれ欲しい」ってなったD●ESELの腕時計)

そして

・二輪免許取りたい

という目的があったんですよね。

今回はそこのお話。

 

まあ取ったところで、

今住んでるアパートにはバイク停められないので

当分は時々レンタルして乗ることになると思います。

 

 

 

バイクへの憧れみたいなのは何となくありましたが、

事故ったら怖い

ってのがデカくて、

「まあ取らんでもいいか・・・」って思ってました。

 

ところが、最近普通自動車の免許を取ったのをきっかけに

運転への意欲がわいてきて

同時にバイク乗りたい欲が再燃しました・・・

コロナで外出自粛の時期に限ってw

 

で、バイク乗りさんたちのYouTubeとか見てるうちに、

「高校生が230万円のバイクを納車」

って動画を見つけまして。

(今でもよく見てる「ヲカライダー」さんの動画です)

 

最初は「普通二輪でいいやろ」と思ってましたが、

「どうせ取るなら大型取っちまうか」

とまで思うようになりましたw

 

普通二輪持ってなくても

いきなり大型の教習受けられる教習所が

通える範囲内にあるので、

 

せっかくだからそれを利用して

両方乗れるようにしておけば

あとあと便利かなと。

 

 

こんな感じで、

本格的に二輪免許を取る決意が固まってきた

という話でした。

 

あとの問題は、

・外出自粛がいつ終わるか

・お金

だけですねw

 

最後に、僕が乗りたいと思っているバイクを紹介して

終わります。

 

カワサキ Ninjaシリーズ(画像はZX-10R)

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出典:https://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/ninjazx-10r/

バイク屋の前を通った時見かけて惚れました。

これの装甲?(カウル)を減らしたみたいな感じの

「Zシリーズ」も乗りたいです。

 

 

YAMAHA MT-09

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出典:https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/mt-09/

これの赤じゃなくて黄色のやつも好きです。

 

KTM DUKE

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出典:https://www.goobike.com/learn/report/37/6370117_2/6370117_2.html

黒とオレンジがかっこいい。

 

 

BMW S1000R

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出典:https://www.webike.net/bike/6568/service/

前述したヲカさんの愛車です。

多分これ。

動画で見て乗ってみたくなりました。

 

今回はこの辺で。

(いまさらですが)正式なブログ名を決めました

どうも。

久々の投稿になってしまった・・・

 

今まで「シモンのサブカルブログ」っていう

「そのまんまやん」みたいな感じのブログ名だったんですが・・・

 

ちゃんとした(?)名前が思いついたので

変更することにしました!

 

その名も・・・

「大きな柿の木の下で」

です!!!!

 

バイトしてたら突然思いつきましたw

元ネタはあの童謡です(バイト中に突然頭に浮かんだんですよね・・)

 

幅広い内容を扱っていくブログにするつもりなので

「大きな木」ってのが合いそうだなと思って決めました。

 

今後も気ままにのんびり更新していくので、

よろしくお願いします~

【音楽】【復活記念】ラップとロックのヘヴィな融合、Rage Against The Machine

こんにちは。

以前の記事で

abingdon boys schoolが活動再開して嬉しい!」って話したんですが、

 

shibugakishimon.hatenablog.com

 

最近僕の好きなアーティストがもう2組活動再開しています。

1つがナンバーガール

もう1つが今回取り上げる

Rage Against The Machineです。

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出典:GETTY

 今回は彼らについて書いていきたいと思います!

 

 目次

 

・どんなバンド?

Rage Against The Machineは、

1990年にアメリカで結成されたロックバンドです。

 

ラップ、ファンクやロックなど、

さまざまなジャンルを融合させたような独自のサウンドに加え、

政治的メッセージを持つ歌詞が特徴です。

 

無料の反戦コンサートを開くなど、

実際に政治運動も行っています。

 

メンバーは、

ザック・デ・ラ・ロッチャ(ボーカル)

トム・モレロ(ギター)

ティム・コマーフォード(ベース)

ブラッド・ウィルク(ドラム)

の4人です。

 

特にギターのトムは、

個性的なフレーズに加え、

スイッチング奏法やスクラッチ奏法など

独創的な奏法も数多く使いこなすプレイスタイルで知られています。

 

・個人的おすすめ曲

政治的メッセージを持つ歌詞も特徴的ですが、

メロディーやフレーズがとにかくヘビーでかっこいいです。

 

『Killing in the Name』

www.youtube.com

 

「ナゲット割って父ちゃん」の空耳で有名な曲ですが、

www.youtube.com

実際の歌詞は警察に対する痛烈な批判が込められたものになっています。

 

かなり印象に残るキメのフレーズも特徴的な、

彼らの代表曲です。

 

『Take the Power Back』

www.youtube.com

 珍しくベースがスラップ奏法を使っている曲です。

レイジの曲のベースってあんまりスラップしてないんですよね。

Red Hot Chili Peppersあたりとの差別化を図ったのでしょうか。

 

『Bombtrack』

www.youtube.com

デビューアルバムの一曲目を飾った曲です。

これも「夜食のパン」という空耳で有名ですw

www.youtube.com

(夜食のパンは2:13から)

 

『Guerrilla Radio』

www.youtube.com

これも結構有名な曲ですね。

 

『Know Your Enemy』

www.youtube.com

イントロでギターがスイッチング奏法をしているのが特徴的ですね。

 

こんな感じのバンドです。

アルバムは4枚(うち1枚はカバーアルバム)しか出してないんですが、

強烈な個性を放つバンドです。

 

今年9年ぶりにライブを行う彼ら、

今後も目が離せません。

【ゲーム感想・レビュー】『NieR: Automata』ディストピアな世界観と洗練されたデザインがたまらない名作

こんにちは!

今回はゲームの感想・レビューを書いていきます。

第一回目は、

『NieR: Automata』

を取り上げます!

 

 

※クリア後の感想・レビューになります。

物語の核心などに関わる重大なネタバレは避けるようにしますが、軽度のネタバレはあるかと思います。気になる方はご注意ください。

 

 

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 目次

 

www.youtube.com

 

・ゲーム概要

宇宙からやってきたエイリアンと、彼らが繰り出す兵器「機械生命体」に地上が侵略され、人類が月へ退避した未来の世界でのお話。人類はアンドロイドによる抵抗軍を結成し、地上へ送り込むようになる。数千年にわたり戦況が膠着するなか、新型アンドロイドからなる「ヨルハ部隊」が編成され、戦線へ投入される。そのヨルハ部隊に所属する「2B」たちの姿を描く。

という内容の、アクションRPGです。

プラチナゲームズが開発し、スクウェア・エニックスから発売されました。

最初はPS4のみでしたが、今はSteamやXbox Oneでも遊べるようです。

メインキャラ「2B」や「9S」の可愛さが発売当時結構話題になりましたね。

(今でも根強い人気がありますが・・・)

 

この作品は、PS3/XBOX360で発売された「ニーア レプリカント/ニーア ゲシュタルト」の続編であり、

さらに言うとPS2で発売された「ドラッグオンドラグーン」から話が繋がっています。

ドラッグオンドラグーンシリーズは3まで出ているんですが、

ニーアシリーズはその外伝的な立ち位置といえます。

 

ドラッグオンドラグーンって「鬱ゲー」「電波ゲー」として有名なゲームで、

その続編や外伝的作品の「ニーアレプリカント/ゲシュタルト」も

それを受け継いでますし、

コアなファンが多いイメージだったので、

「ニーアオートマタ」の発売が発表された時は正直

「これ前作とかDOD知ってる人くらいしか買わないのでは・・・?」

とか思ってましたw

 

「まあ興味はあるしやりたいな」と考えてるうちに、

キャラデザなども注目されて話題になり、

凄まじい大ヒットを記録しました。

「こんなに話題になってる・・・」と驚いた記憶があります。

(もちろん良い意味でびっくりしましたw)

 

※以下、軽度のネタバレあり

 

・良かった点、面白かった点

独特の世界観と、作りこまれたシナリオ

まずなんといっても、本作の魅力は

独特の世界観と、作りこまれたシナリオ

だと思います。

 

ユーザーインターフェースなどのデザインや、セピア色の配色からは、

アンドロイドや機械生命体が多く登場する本作らしく

無機質で洗練された印象を受けます。

ちょっとおどろおどろしい印象だった前作や

DODシリーズと異なる部分のひとつかなと思います。

 

しかし、シナリオの方は

前作やDODシリーズの系譜をしっかりと受け継いでおり、

ちょっと複雑ではありますが

引き込まれ、考えさせられるストーリーになっています。

 

魅力的なキャラクターたち

メインキャラクターの2B、9S、A2のみならず、

ヨルハ部隊をサポートするオペレーター、

平和を好む機械生命体のパスカルなど、

本作には魅力的なキャラクターが多数登場します。

 

一癖も二癖もあるキャラクターも少なくないですが、

そこもまたプレイヤーを惹きつけるポイントだと思います。

 

独特なゲームシステム

また、このゲームは少々独特なシステムを採用しています。

 

基本的には、キャラクターを操作して戦う3Dのアクションゲームですが、

ところどころでシューティングゲームになります。

 

また、プレイヤーは最初2Bを操作しますが、

それで一度エンディングに到達すると

今度は相棒の9S視点で二周目が始まります。

一周目を9Sの視点から体感するという趣向です。

 

そして三周目では、

ストーリーの進行中に何度か操作キャラが入れ替わりながら、

物語の結末が描かれます。

 

このように、

最低3回エンディングを迎えることでストーリーを最後まで見ることができる

という独自の方式を採用しています。

 

さらに、エンディングの分岐要素があり、

A、B、C、Dの4つのエンディングに加え

E~Zのバッドエンドも存在します。

A~Dが、それぞれの周回を最後まで進めると

見られるものになります。

 

・不満点など

基本的には名作といって差し支えないであろう本作ですが、

実際にプレイしてみると

やはり不満点も浮かび上がりました。

(それもあって、プレイ後は

「少々過大評価されている作品なのでは・・・?」

と思うようになりました・・・)

 

戦闘要素

・一部の戦闘などが苦痛だった

一部の戦闘(特にイベント戦)において

かなり面倒くさいと感じる部分があったところです。

 

具体的には、

・一周目と二周目のラスボス戦(の最後の方)

・三周目開始直後の戦闘

・9S操作時に行う「ハッキング」や、

 イベント戦などのシューティング要素

あたりです。

 

詳細は伏せておきますが、

特に三周目開始直後や、高難易度のハッキングが面倒でした。

(この時はちょっと本作をやめたくなりました・・・)

 

ただ、プロデューサーのヨコオタロウさんが

あえてそういったゲームデザインにしているというのも

聞いたことがあります。

 

・単調になりがちなアクション

さらに、アクションゲームパートの戦闘が

緊張感少なめで単調になりやすいというのもあります。

 

サクサク進めてストーリーを楽しむ分にはむしろプラスかもしれませんし、

そもそもこの手のアクションゲームには仕方ないことですが・・・。

 

・マップ探索

マップ探索をする際にも、たびたび不満が残ることがありました。

「あそこのアイテムが取りたい、でもジャンプなどで届かず

行き方がわからない」というような場面が何度かありました。

 

攻略サイトなどで移動テクニックを知って解決したのですが、

少々そういったところでフラストレーションが溜まってしまいました。

 

 

 

このように、多少の不満点はありますが、

アクションRPGの名作の一つといって

差し支えない作品だと思いました。

 

 

今は、他のゲームの合間に少しずつ

隠し要素などの回収をしています。

 

続編企画中との噂もありますし、

今後も楽しみです!

【感想】映画『劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明』原作・アニメ見ずに鑑賞したけど・・・

こんにちは。

今回は

『劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明』

の感想を書いていきます!

 

 

www.youtube.com

 

※ネタバレ(特に、物語の核心に関わる重大なもの)は避けるようにしますが、

軽度のネタバレと捉えられるようなものはあるかもしれません。

気になる方はご注意ください。

 

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出典:https://www.cinematoday.jp/page/A0007045

 目次

 

・映画の概要

 

同名マンガを原作とするテレビアニメ『メイドインアビス』の、

続編にあたる内容が描かれた映画です。

 

メイドインアビス』全体のストーリーとしては、

探窟家を目指す少女リコ、記憶を失くしたロボットの少年レグ、

そして獣人のような姿をしたナナチの3人が、

「アビス」と呼ばれる大穴の底を目指して冒険していく物語です。

アビスにはいくつもの「層」がありますが、

テレビシリーズでは第1層から第4層までが描かれました。

本作では第5層が舞台となります。

 

(※以下軽度のネタバレあり?)

 

・感想など

 

・序盤の秀逸な構成

鑑賞時の僕は、

原作マンガやアニメは鑑賞しておらず、

まさに「概要」に書いた通りのこと程度しか知りませんでした。

(あとは可愛らしい絵柄に反して描写がエグいらしいことくらい)

それでも十分楽しめる内容になっていました。

 

そう感じたのは、やはり序盤の描き方によるところが大きいと思います。

もちろん原作かテレビシリーズを鑑賞していることが前提の作品だとは思いますが、

序盤を見るだけでこの物語がどういうものか端的に感じ取れます。

 

アビスの美しい風景、そこに潜む脅威や恐ろしい生物、

そしてそれを焼き払う人間・・・

これらのような描写で、

この作品がどんなことを描こうとしているのかが

シリーズ初見でも把握しやすいです。

 

良い作品は序盤にその作品のテーマなどを端的に示しているものですが、

本作もその例の一つだと思います。

 

・本作の映像表現

・創意工夫に満ちた映像

本作においては、流麗な画面が印象的でした。

花畑や水で覆われた海のような空間など、

アビスの雄大な自然の表現もそうですが、

特に中盤から終盤にかけてのバトルシーンには目を見張るものがあります。

ハイペースな場面展開を滑らかに描き出しており、

画面内の激しい戦いにますます引き込まれました。

また、思わず目を背けたくなるようなシーンの話にはなりますが、

人間の肉体の質感も見事に表現されていました。

美しい画面によって、残虐な場面がいっそう際立っています。

 

そういった流麗な美しさがある一方で、

荒々しいタッチで描いている場面もあったり、

インパクトのある場面を1枚絵で表現したりなど、

随所に創意工夫が詰まった映像に仕上がっていました。

 

・踏み込んだ映像表現

ここまででちょいちょい

「表現がエグい」とか「残虐」とか書きましたが、

そう、この映画R15指定なんですよね。

(もともとPG12指定の予定だったのが、最終的にR15指定になったそうです)

 絵柄が可愛らしいので、平和な内容と勘違いして

親子連れなんかが観に行くと大変ですしね・・・。

 

本作に登場する子どもたちは3~4等身くらいで描かれていて、

過酷な目に遭っているのも子どもたちですから、

その分残虐描写がより強く印象に残るように感じます。

 

・でも、それだけの作品では決してない

映像の美しさや、可愛らしい絵柄と過酷な表現のギャップも印象的な作品ですが、

そこが売りというわけではないと思います。

 

悪意や狂気を持った大人たちに翻弄されながらも、

探究心や自らの信念のもと、

前を向いて果敢に世界へ挑み続ける子どもたちの姿が、『メイドインアビス』という作品にはあります。

 

 

また、主人公たちの互いを思いやりながら冒険に臨む姿や、

本作の悪役的存在であるボンドルドとその娘プルシュカの"家族"としてのつながりなど、観る者の心を打つ要素が多くあり、そこに本作の魅力の根幹があると思います。

 

 

映画が先になってしまいましたが、テレビシリーズも少しずつ鑑賞中です。

テレビシリーズの続編制作も決定しているそうですし、

今後も楽しみな作品ですね。

 

【ゲーム雑談】今更ながら『レインボーシックスシージ』を細々とやり始めました

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出典:https://www.ubisoft.co.jp/r6s/

といっても延々とテロハントやってるだけなんですが・・・

(まだ対人怖い)

 

実はこのゲーム、

友達と一緒にやろうと思って

1回去年の年末くらいに買ったんですが

結局一緒にする時間がなくて

すぐやらなくなってしまい・・・

 

一度売ってしまってましたw

 

もともとFPSはよくやってたので

興味はあったんですが、

独自の要素が多かったりで敷居が高く感じてしまって・・・

 

で、この前セールでダウンロード版が安くなってたので

買いなおして練習中ですw

ちなみにPS4版です。

(いつかはゲーミングPC組みたい)

 

今はテロハントのマルチを、

オペレーターのアンロック資金集めと

練習を兼ねて周回してます。

 

早くカジュアルに行けるようになりたい・・・